気をつけて!不動産相続のトラブル7選
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今回は、意外と他人事ではない「相続時のトラブル」についてお伝えしていきます。
不動産相続のトラブル1:遺言書がない
遺言書がある場合→遺言書の内容をもとに相続財産を分配します。
遺言書がない場合→相続財産は相続人全員による遺産分割協議で決めなければなりません。
相続する当人同士での話し合いとなるため、トラブルに発展することがあります…
不動産相続のトラブル2:共有持分として相続してしまう
共有持分とは・・・相続人が複数人いる場合(兄弟など)不動産を共有名義で相続すること
【不動産を共有持分で相続した場合】
・売却するには→所有者全員の合意が必要
・賃貸など貸し出すには→所有者の過半数の合意が必要
となるため、不動産の活用が難しくなります。
不動産相続のトラブル3:分割の方法・割合で揉める
不動産を分割することでその土地に複数の建物を建てることは可能です。しかし、単純に面積を均等に分けるだけでは土地の形がいびつになり、建物を建てたり活用ができないなどのトラブルが発生します!
不動産相続のトラブル4:コストが発生する
相続した不動産を売却・活用せず放置していても
・固定資産税がかかる
・整備や管理に手間やお金がかかる
などのコストがかかります⚠
空き家の場合・・・自然災害での倒壊などにより他人に怪我を負わせた場合、損害賠償に発展してしまうことも…
不動産相続のトラブル5:名義変更をしていなかった
相続後の名義変更は義務ではありません。しかし、名義を変更しなければ、売却したりローンを組んで家を建てることができず、後から手間がかかります。
法改正により、2024年から相続登記が義務化されます!!
不動産相続のトラブル6:相続税支払の原資について
不動産を相続すると相続税を支払う必要が出てきますが…しかし、相続税は原則として現金で一括で納める必要あるため、相続財産に現金がない場合は資金の確保が問題となる可能性があります。
不動産相続のトラブル7:底地を相続した場合
底地とは…借地権が設定されている土地=他人に貸している土地
【底地に関するトラブル】
☑収益性が低い
☑買い手が見つかりにくく、相場よりも低い価格設定が 求められる
☑貸し借りによる人間関係の悪化
☑土地が返ってこない
☑賃借人(土地を借りている人)の親戚など権利のない 第三者が住んでしまう
不動産の相続は大きなお金が動くため、トラブルに発展しやすいと言われています。相続が原因で家族関係が変わらないよう、トラブルの原因を事前に知っておくと安心できます。